後期中絶の流れとリスクを確認しておく
山手大塚レディースクリニックは東京都豊島区北大塚で開業しており、山手線大塚駅下車すぐの場所に位置しています。
主な診療科目は産婦人科を掲げており、婦人疾患を治療する保険診療のほか、緊急避妊薬処方を始めとして保険外の自費診療にも対応しています。
妊娠12週を超えて妊娠後期にはいってからの中絶を、後期中絶と呼びます。
妊娠成立後12週以下までは、中絶手術も子宮内部をそうはするだけで完了するので、からだへの負担は比較的小さく日帰り手術も可能です。
これに引き換え妊娠後12週をこえると、1週間経過するだけでも難易度はあがっていくという傾向があります。
後期中絶では、子宮頚管を拡張させて産道を確保した上で陣痛をひきおこし、分娩まで導くという流れになります。
つまり手術というよりは分娩の過程を経験することを意味するわけです。
いきなり陣痛をひきおこしてすぐさま分娩ということはなく、全体の経過が2日以上にわたることもあるほどです。
したがって母体が被るリスクは、普通分娩時と同様に存在しているのが要注意です。
後期中絶のリスクは術中述後の合併症にあります。
子宮内部に胎盤が残っていると出血がとまりにくくなったり慢性的に内出血に悩まされることにも。
さらに全身に影響をあたえる合併症としては、DICが重要です。
これは全身で血液凝固障害がおこり、子宮で大出血したり消化管や脳内血管などで出血をきたすというものであり、稀に生命の危険に瀕することもあるほどです。